きざしノート

自分の為の日記用ブログです。

きざし111.読書感想文

去年かな、おととしかな、
存在知ってからちょいちょい利用してる
「読者メーター」というアプリ&サイト。

読んだ本とか登録できて、
自分の読書量なども把握できる。

読んだ本を登録する際に感想書き込む
ところがあって、決まって書き込む。

利用し始めてから60冊くらい読んで、
その都度書いてるんだけど、
それがちょこっと楽しい。
短い読書感想文な気持ちで。

といっても、
子どものころはたまたまなのか
全然読者感想文書く機会がなかったけど。

小学校が、特に六年生のときが一番
本読んでたのにね。

まあ、あっさりした個人的な感想だし、
誰に言うともなく書いてる感じだから
書いて登録するだけで満足なんだけど、
たまにナイスがいっぱいついてると
おまけ来たみたいにちょっと嬉しい。

つい最近読んだ本も、
感想はあっさり書いたんだけど、
今の私の心に刺さる小説だった。

旅屋おかえり
っていう小説。

私はこれまで、
こんなこと考えちゃダメなのに、とか、
なんで考えちゃうの、とか、
よからぬ思いや、捨てきれないこだわりや
なかなか叶わない願望などを
考えてしまうこと自体を否定しがちで、
そう思ってる私はダメ、みたいに
かえってそれに囚われるところがあった。

でも、この本読んでからこう思った。
思ってしまうのは止められないから、
考えてないことにできないから、
思いは認めざるをえない。

だけど、いろいろな思いを
抱えたままでいいんだ。
無理に思わないようにしようとか、
しなくていいんだ。

たとえ苦しい思いを抱えていても
なかったことにしなくていいし、
苦しくないと思おうとしなくていいし、
かといって、苦しい思いを抱えてるから
何もできないとかでもないし。

それでもそれを抱えたままでも
日々の生活を、誠実に、生きていく。
楽しめるときは楽しむ。

そんな風に日々を積み重ねる中で、
抱えている思いが鎮まったり、
手放せたりもするのかな。

小説に出てくる凛とした女性から
そう思った。

まあ、今こう腹に落ちるまでに、
これまでどれだけ
人にあたってしまったのかな。
無駄に自分を追い詰めたのかな、
とか思うけど。
これからは、より大人になりたいな。

写真はブーゲンビリア
うまく写らなかったけど、日に当たった
色がきれい。

written by iHatenaSync