まあ、要するに見る目がなく、浮かれていたのです、内定をもらった私は。
本当に生き生きと働けるのかを考えずに、のうのうと何となく内定者交流会にも入社式にも参加してました。
もっと言えば、この会社を受けると決めたとき、もっと真剣に考えるべきだったのです。
敷地のまわりうろついて、何店か店舗覗いて、会社説明会行って社員と円になって話しただけで、本当に会社のことは知れるわけがないじゃないか。もっと内情探れよ。
この安月給で本当にいいのか。
この会社はどうやって成り立っているのか。
この会社に飛びついて、信じてからも、いろいろ幻滅することを覚悟で情報を得るべきだったのです。
さらに言えば、この会社に出会う前に、
この位は稼げる自分になりたいとか、
職種や業界ははっきりしなくともこういう風に稼ぐんだとか、思っておくべきだったのです。能力は高くないかもしれないけど、働く意欲はあるんだからさ。
まあ後の祭りですけどね。
就職活動も働くことも難しいわ。
少なくとも、私のふるさとにする気はもうありません。