大学入学時から使い倒した、
キャリーケースを手放す。
かれこれ干支ひと回り以上の付き合い。
ほんとにいろんなとこ一緒に行った。
遠くはひとり海外に行ったスウェーデン。
友達と行ったフランス。
社員旅行の香港。
国内の旅や帰省の際も、
数回の引っ越しもいつも一緒だった。
ソフトキャリーだけど、
頑丈で頼れる相棒だった。
中身は空っぽにしたけど、
思い出が沢山詰まってるような
感じがする。
物を捨てるの苦手で、
愛着もあるし、
大型ゴミの収集依頼をするのも
なかなか決心つかず。
連絡してしまえば早いもの。
もう収集される。
跡形もなくなるのかな。
寂しいけれど、
背負いきれない荷物を
いつまでも持っている訳にもいかない。
自分の頭の中にも
いつまで覚えていられるか
分からないけど、
この寂しい気持ち悲しい気持ちを
受け止めて、
大切な思い出にしたい。
人によっては、
大げさだと思われるだろうけど、
気持ちの整理の意味も込めて書いた。