うちにはお地蔵さまがいる。
私の目標である父方の祖母が、
突然亡くなってからすぐ後に出会った。
小さくてもすらっとした、蓮のつぼみを手にした、ガラスのお地蔵さま。
背が高くて、
野菜や花を育てていたばあちゃんを思い出す。
私の給料で無理なく出せる範囲で、ばあちゃんも納得すると思う。
棚の一段に端材を置いただけで、
ささやかだけど、とても大切な場所。
いつも焚かないけど、今日はお線香を焚いた。
ばあちゃんが生きてたらきっと観てる大河ドラマゆかりのお線香の端切れがやってきたから。
すぐ寝てしまうのに大河は結構観ていたんだそうだ。
今回の舞台は私が住んでいる街と住んでいた街だから、
きっとどこかで観ているんじゃないかなと、
結構自分自身も気にして観ていたりする。